2011年7月23日土曜日

感性

先週の日曜日、初めて家族で映画館に行った。
『コクリコ坂から』を鑑賞。
昭和生まれの私、昭和初期の時代風景をベースにした、すこし切ないストーリー。
すみません、書きだすとついつい詳しくなってしまうのでこのへんで・・・。

小学校2年生の娘、映画鑑賞は初めてのこと。
果たしてこの映画をどのように感じたのだろうか。
おとなしく観てられるのか心配だったが、一度トイレに立っただけでおとなしく鑑賞。

映画鑑賞中に、ヒソヒソ声で娘がわが奥さんにこう言いました。
「お母さん、この映画録ってる?(録画してるの意)」
突拍子も無い質問に笑いをこらえる我が奥さん。
我が家はHDD内蔵の録画機があるので、TVを録画する感覚でこういった発言になったのだろう。

アハハと笑えばそれまでだが、少し気になるところも。
娘の感性では、画面に映っているものは簡単に録画でき、後で見直すことが出来る。
そう、当たり前は人それぞれに違うことに気がついた。

つながりはないかも知れないけれど、もしかしたら、AppleTVなどはこういった観点からアプローチしてはいないだろうか。

年代観の違いは、古今東西、和洋を問わずいつの時代も論じられている。
古い人間、新しい人間での観点ではなく、その瞬間をどの年代で、目の前の事象を脳で受け思考したかで、それぞれの年代の表現が違うのではないだろうか?

先日、生まれて40回目の誕生日を迎えましたが、自分の感性を鈍らせずにいたいと感じた出来事だった。

2011年7月20日水曜日

社長の大役を拝してもう20日を過ぎようとしております。
プレッシャーとの闘いか?とも思っていたのですが、予想以上の事態です。
あまりにも身に余る、お会いする方々や関係する方々からの激励の嵐。
感動の日々で、いつも胸を熱くしております。

そんな本日(19日)、届け物が手元に。
「誰だろう?」と思いつつ送り主を見たところ、なんとなんと高校時代にバレーボールで共に汗を流した友人T君からだった。

あんなに部活が楽しかったのは、本当にT君のおかげ。
彼の存在なくして部活の楽しさは語れません。

某SNSをやめようと思っていた矢先、奇跡的に彼が私を見つけてくれメッセージを送ってくれました。
音信不通になってから20年近い年月が経っての出来事です(私があっちこっちに行ってたもので、音信不通にしてしまったのは私です)。

その彼が贈ってくれたもの。
呑んべぇの私に最高のプレゼントです。
毎日毎日、胸が熱くなる日々と書きましたが、今日は少し涙も・・・。
本当に不思議なご縁というか絆を彼には感じました。

すぐにお礼の電話をしました。

「ありがとう!」

「おめでとう!」

そして、お互いの近況、今の心境など、気づけば20分弱ほど話してしまいました。
T君は鉄工所を営んでおります。
先代のお父さんが急逝され、突然会社を継承せざるをえなくなった彼。
どれほどの苦労や悩みと戦ってきたのだろうか?

彼とはやっぱり会って話しがしたくて、お互いにドタキャンありの予定を決めた。
バレーボールも彼の方が経験豊富な先輩だった。
社長業も彼が先輩なので、あの頃の話しをアテに、彼と言葉を交わすのが楽しみで仕方ない。
呑み過ぎにはくれぐれも気をつけねば・・・。

T君、ありきたりの言葉だけど、本当に本当にありがとう。



T君は、日々、自社で丹精込めて仕上げた作品や、現在進行中の工場改築などをブログで綴られています。
私のことも記事にしてくれたブログはこちら!

http://blogs.yahoo.co.jp/toyironworks

2011年7月15日金曜日

前回記事から約10日間空白になってしまった。
出張中心でなかなか腰をすえてPCに向かう時間が無かった。
ちょっとしたスキマ時間を狙ってブログをUPしたいところだが、このブログに関しては、少々腰をすえて、頭に浮かぶ言葉を紡いでUPしたいので本日のUPとなってしまった。

さて。
今回の出張では神奈川工場、東京工場、東京営業所、九州工場へも顔を出させてもらった。
客観的に改めて見ると、若い社員が多い会社だなぁと感じる。
そしてもう一つ感じたのは『和』を作ろうという雰囲気がとても感じられる。

その雰囲気の根元となっているのは笑顔だと感じた。
みんないい顔してる。
もちろん、仕事中は集中して仕事に取り組んでいるので、そこら中で雑談をして笑っているのではない。
ただ、ふとした瞬間の職場の柔らかさはどの工場からも感じられた。

もちろん、自分の足元であるGS事業部、大阪工場、テクノ部門、本社もそういう雰囲気だ。

働きやすい職場ということを私が表現するのは難しいが、我社の社員はお互いが『和』を作る努力をし『働きやすい職場』を作ってくれているのだと思う。
また、『和』をなぜ作ろうとしているのかというと、会社の経営理念や目的、そして自部門の達成すべき目標が明確だからではないだろうか。

出張の際に訪問させていただいたお客様には、「我社はお客様のお役に立つように、社員を人財に育てていきます」と話しをさせていただいた。

私自身も、お客様と社員のお役に立つ人財となるべく、自身の進化をしていくとの決意が出来た時間だった。
『雲竜のごとく 人財の大創』を体現していきたい。

2011年7月5日火曜日

もってるもの

今日は2件の会議が開催された。
2件共に重要な会議だったが、2件目の会議のために、1件目の会議時間をタイトにしてしまった。
担当部署には申し訳なく思う。
未来を語り合える会議だったので、もう少し考慮すべきだった。

社長となって、若手社員や新人社員と話しするさいに、少し気をつけて伝えていることがある。
「出来ないことを数えるよりも、出来ること、出来たこともしっかりと数えて、自信につなげてほしい」
日本人的な習慣かはわからないが、どうしても自分の長所よりも短所を見てしまいがち。
決して天狗になったり、自意識過剰にはなってもらいたくはないが、自分のいいとこ探しは大事な事だと思う。

話し変わって・・・。

先日、レーシック治療を受け、長年の近視生活にピリオドを打った。
治療前、裸眼では大きなCがどちらに開いているかわからなかった私が、両目共に1.2以上の視力がある。
メガネにも、コンタクトにも頼らなくてよい、毎日が感動の連続な生活。
視力が良いってすごいことだ。

視力が悪い人にとって、視力が良い人がどれだけ羨ましいことか。
視力がいい人には、視力がいいということを羨ましいと思う感情は理解出来ないであろう。

自分に備わっている、いわゆる「持っているもの」は自分では気づきにくいものだ。
「持っているもの」によっては、いくら他人がうらやましがっても、本人には自覚や認識が薄いこともあったり、それを否定してしまう場面もある。

私は、大創社員には出来るかぎり自分の「持っているもの」を肯定し、仕事に活かしてもらいたい。
そして、私は出来る限り、私の視点でその本人の「持っているもの」を見つけられる人であり、称賛でき、尊敬できる人でありたい。

2011年7月4日月曜日

微力

今朝は、社長に就任して初めての全体朝礼。
弊社の朝礼は、全国の各工場、営業所をNetで結んで全体朝礼を行っている。
社長に就任して、初めての朝礼挨拶は非常に緊張した。

人前に立って話すことは結構多いが、原稿を書き込んでしまうとそれにとらわれてしまいがち。
なので、最近はポスト・イットに話したいキーワードを思うがままに書き、それを並び替えて話しを組み立てている。
そうすると、自分なりではあるけれども、キーワードに込めた思いをスラスラと言えるようになった。

昨夜から『何を話そうか?』と少しナーバスになりながら床に就いた。
ある程度は思いの丈を表現できたのではないか。
しかし、いくら良い話をしてもそれが全員に伝わっているかは難しいところだ。

私の創立50周年までの一つのテーマとして『進化』を掲げさせてもらっている。
成長とは違う、自分から能動的に動くことが進化ではないかと考えている。

それが、どんな未来を作るのかどうか?それがどんな力量になるのか?

未来は計り知れないが、微力であっても進化してその微力を発揮したい。
それに価値があると信じる。

今日、テクノ部門のT主任が一枚の紙を見せてくれた。
大創としては初ではないでしょうか?テクノ部門の売上の一部を、大創として東日本大震災への義援金としてお届けした。



本当に本当に微力ではあるが、この義援金が明るい未来に届いてほしいと願うばかりである。

当社指定商品(クール商材)をご購入頂いた一部を義援金として送らせていただいております。
微力を続けて、陰ながら支援復興に協力してまいります。

2011年7月1日金曜日

第二幕

2011年7月1日の今日、代表取締役社長という大任を拝しました。
中小企業とはいえ、本年で創業40周年。
短いようで長い創業からの40年には、私の知っているドラマ、知らないドラマが積み重なっている。

しかし、知っているドラマだけでも、この会社を継承する重みに通じ、その責任は十二分に承知している。
自分の力だけでは運営できないのも承知している。
企業は人の集まりであれば、共に働いている社員みんなが活躍できる環境を作っていくことに、自分の手腕がかかっている。

決して驕らず、謙虚にみんなと接していく。
先輩たちを敬う。
お願いするときは頭をしっかりと下げる。
身の丈を知り錯覚しないこと、誘惑に負けないこと。
天狗にならないこと。
見栄を張らないこと。

「おめでとう」と皆が言ってくれる。
「大変ですね」と皆が言ってくれる。

自分の胸のうちに込み上げてくる熱い想いは、きっと感謝の気持ちからだと思う。
感謝の気持ちを、自分なりにこの立場で表現していきたい。

『ありがとうございます!期待に応えます!』