かつて経験したことがない状況の中、安倍首相の臨時休校の要請により、小中高校の休校が始まった。
起こりうるであろう問題解決案が用意されないままの見切り発車であることは間違いないが、状況が状況である。
早期の感染拡大の収束への一手として、個人的には解釈している。
未来は予測できないが、この決断が良い結果につながることを祈るばかりだ。
国を担うリーダーとはその責任の重さは比べ物にならないが、私も一人のリーダーとしての立場で色々と考えてみた。
リーダーには成功への道標は無く、常にどの道へ進むべきかを考え、決断している。
私はたまたま創業者の父の下に長男として生を受けた存在である。
そして、父が創業した会社を受け継ぐことになったが、リーダーの資質を生まれ持った人間ではない。
リーダーとは、経験と学びによって形成されていくものである。
その中には多くの失敗があり、学びがある。
そして、何よりもリーダーに必要なのは、チームの協力である。
チームとしてリーダーが指し示した方向に、チームとして一丸となって協力してこそ、どんな道も、どんなピンチを乗り越えられるはず。
もちろん、協力を得るためにはリーダーには信頼や魅力、人望も必要ではあるが、最初から備わっている人はまずいないと思う。
リーダーは全てを予見する全知全能の存在ではない。
だが、チームを守るためにどうすべきなのかを、正解が無い中で意思決定する存在である。
それが正解だと出た結果は、間違いなくチーム一丸となった賜物である。
今回の国のリーダーが示した方策が、良い結果となるように微力ではあるが協力したい。
そして、一日も早く収束することを心から願う。