2015年12月25日金曜日

Where there is a will, there is a way. 意志のあるところに道は開ける

長時間労働削減宣言を掲げてスタートした第38期。
本年7月からスタートして約半年が過ぎました。

うまくいってるかどうかというと、完全オーダーメイドの抜型製造においては、いきなりの100点の成果を期待することは酷なことです。
納期はますますタイトになり、お客様も苦労されていると聞きます。
パッケージ作りにおいて欠かせない抜型、それを待っていることもしばしばあるとお聞きします。
そんな中で実施しているこの取り組みなので、おいそれと実現できるわけではありません。

しかし、みんなの知恵と努力で、半年の結果としては上々の成績を残すことが出来ました。

そして先日、第1四半期の結果を判断し、18歳未満の未就労扶養者に対して、人数分の手当を支給することにしました。
弊社版の家族手当の実施です。

正直に言いますと、支給額はそれほど多くはありません。
様子を見ながら、徐々に拡充していきたいと思っております。

そして、お子さんがいらっしゃならい社員に対しても、何らかの還元策の実施も考えております。
ひいては、社員がやりがいを感じる給与体系にしていきたいと考えてます。

Where there is a will, there is a way.
意志のあるところに道は開ける。
そう信じて、これからも進んでいきます。

2015年11月2日月曜日

未来は変わるもの 変えるもの

少し古い話題になりますが、9月に東京ビッグサイトにてIGASという展示会が開催されました。
デジタルへの移行やオンデマンドと、時代の流れを感じました。

その中で、業界や我が社に大きな影響を与えるだろうと感じた展示がありました。
それは、レーザーカットによるダイカッティングシステムです。
この設備を導入すると抜型が不要となります。

抜型が不要でパッケージが出来る。
これは我々にとっては死活問題です。

カッターの様な刃物を使ったサンプルカット機でも、抜型が不要というのは実現は可能です。
ですが、切れ方や折り曲げる罫線の出方に問題があり、パッケージの試作という枠からはまだまだ出ません。

2011年のDRUPA展示会にて、イスラエルのメーカーがこのシステムを世に送り出しました。
先日のIGASではイタリアのメーカーが参考出展されていました。
紙をレーザーでカットするという事で、少しばかりの問題は確かにあります。
ですが、その点をクリア出来るならば、出展されていたシステムはすごいものです。

「ついにここまできたか…」と正直背筋が凍りました。
弊社にとってのコアビジネスが、レーザー機メーカーという異業種から影響を受ける。
まさにゲームチェンジャーの登場です。

しかし、時間が少し経ち、冷静に考えると、パッケージ業界に我々が必要とされる意味を見出すチャンスが来たのかも!と思える様になりました。
このシステムの導入が進むことにより、もっともっと企業としてお客様にとっての付加価値を明確に出来るチャンスとなるはず。
大創として、お客様に必要とされるビジネスパートナーとして、さらなる努力の方向性を定めるきっかけとなるはず。

ゲームチェンジャーが現れ、未来が変わるのなら、我々も未来を変える努力を重ねていきます。
雲龍の如く 人財の大創ならやれるはず!と信じて。

2015年9月1日火曜日

創業の日に思う 2015

本日、9月1日は弊社創業の日。
皆さんのおかげで44周年を迎えることが出来ました。
大創とお取引いただいているお客様、関係各位には心より感謝申し上げます。

ご存じの方も多いですが、私の父親が44年前のこの日、個人事業として起業しました。
独立する前は、打抜き機のオペレーターと打ち抜きの組版職人でもありました(組版はご存じない方も多いと思われますが)。

ある日、打ち抜き木型という組版に変わるものに出会います。
「これなら自分でもやれる!」と思い、当時働いていた会社社長に直談判。
設備のサポートをしていただき、独立できる事になったそうです。
私は7月9日生まれなので、子供が誕生した早々に、仕事も安定するかどうかわからないまま、大きな希望を持っての船出となりました。

向かう先には大きな荒波や嵐が立ちふさがり、その船は幾度と無く転覆や航海不能の危機に陥りました。
しかし、その危機を紙一重で乗り越え、多くの人の助けをもらい、今なお航海を続けることができています。

4年前の7月1日、創業者の父から航路を託された私ですが、自分の力でここまで来ているとは思っておりません。
託された航路で実現できていないことを、少しずつ調整し、描かれた航路を変わらずに進めているだけです。
ただ、描かれている先を自身が指し進められるか?自問自答とトライ&エラーを続けている状態です。

「自分が起業したとしたら、これだけのことが出来ただろうか?」とふと思います。
たらればの話しなので答えはありません。
答えはありませんが、そもそも起業していないかと思われます。

今現在、自身が本当に助けられているなと感じること。
得意先様、取引先様、大創チームのみんな、家族、本当に助けられています。

航路を進めていく上で自身なりに大事にしたいこと。
それは、感謝の気持ちを形にして表したい。
みんなに恩返ししていきたい。

そう心に強く決意し、この航海を大きな夢と希望を持って進んでいきます。

2015年8月10日月曜日

ワークライフバランス

弊社はおかげさまで7月から新しい決算期を迎えております。
去る7月4日は全国幹部会を開催し、新たなスタートを全国の幹部で迎えました。



その全国幹部会の席上、第38期の方針を発表しました。


その方針の中の一つに【長時間労働削減宣言】という取り組みを発表しました。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、世界の中での日本企業の労働生産性は非常に低いです。
日本の生産性の動向 → http://www.jpc-net.jp/annual_trend/
※財団法人日本生産性本部より

弊社も長年の慣習が改善できず、長く会社にいること、長時間仕事をすることが美徳とされてきました。
もちろん、それは納期を守るためであったり、仕事の段取りをスムーズにするためであったり、後工程のことを考えたりと、理由は様々です。
それを数年前から改善すべく、色々と手を打ってきました。
その経験と努力を踏まえ、この7月から大きな改善を進めるべく、長時間労働削減宣言の取り組みを発表しました。
幹部には「労働体系を野球型からサッカー型に変革を!」という趣旨で説明し、足並みそろえてスタートすることが出来ました。

もちろん、皆はやりたくて残業しているわけではないと思います。
しかし、こうした取り組みをしなければ我々は何も変われないと感じています。
今までは「1日◯◯万円の売上高を達成しました」でした。
これからは「1時間あたり◯万円の労働生産性を達成しました」に変わらなければダメだと。

仕事が終わった時間を有意義に使い、休みを充実させてもらいたい。
人生に仕事は必要不可欠ですが、仕事だけで幸せを感じられるでしょうか。
大創の仲間たちには、仕事でもプライベートでも、ワークライフバランスの調和がしっかりととれた、笑顔が絶えない人生を歩んでもらいです。







2015年5月7日木曜日

気持ちの立て直し

新緑あふれる気持ちの良い季節。
いい気候になるにつれ、色々とやる気もみなぎってきますね。

ただ、私自身は何かと思うようにいかないことが多々あります。
やる気はあるけれど、色々なことがからみ合って、なんともいえない焦れったさも感じます。

が、少し間を置き、冷静になると「そういう流れか」と身を任せます(任せるようにしています)。
元々は少々せっかちで猪突猛進タイプなので、そういう心持ちになれるのも歳を重ねたからでしょうか?w

人によっては、「だからこそ自身の思い通りに」とパワーを出せる方もいらっしゃって、少し羨ましく思うこともあります。
が、私は私なりに、急ぎ過ぎず、のんびりし過ぎず、方向が定まっているのであれば、多少の横道や険しい道も楽しんで歩きたい。
しんどいことや楽しくないことも、時間が経てばいい思い出になる場合もあることも。

ただし、時間は限られていることをよくよく理解し、自分が出来る限り後悔しない道のりを進んで行ければと。

ここ最近は、思っていた道のりに進めずに気持ちがヤキモキしていましたが、もう一度立てなおして進んでいきます。

2015年4月7日火曜日

メデタイとソツエン

春爛漫。

寒暖の差があるとはいえ、春を感じる日が多くなりました。



大阪では桜の花も散りだし、道路が桜の花びらでピンクに染まってます。
少しさみしく感じますが、桜の葉の緑色が新鮮に映ります。



さて、この1ヶ月でめでたいニュースが多くありました。
会社の仲間達が良き伴侶と巡りあい、新しい人生をともに歩むという嬉しいニュースが続々と。
春爛漫といった感じです。



そして、同じく会社の仲間達が、続々と「卒煙」宣言しております。
喫煙による健康障害
このニュースもとても嬉しく感じております。

私自身が卒煙して、はや13年が経過しました。
喫煙当時は「タバコを止めることを止める」なんて恥ずかしいことを言ってました。
妻との出会いが卒煙するきっかけとなり、今もとても感謝しております。

スモーカーの方たちに偉そうなことを言うつもりは無いのですが、私自身を振り返ってみると喫煙によって以下のことが奪われていたなと思います。
・心
・体
・お金
・時間

社長というバトンを預かる身となった今、会社の仲間達が健康であることを、日々、心から願っています。
まだ喫煙趣向を持っている仲間は多いですが、いつの日にか全員卒煙できる日を願いつつ。



大創という会社で、仲間たちが心から人生を楽しんでもらえるよう、努力していきます。

2015年3月6日金曜日

永遠のクレーム0

弊社は、今期(2014年7月度)より【永遠のクレーム0】というテーマを掲げて取り組んでいます。

特に抜型を製作している工場は、力を入れて取り組んでいます。

寸法が1mm違えば展開図が大きく変わるパッケージ用の抜型。



全ての抜型がフルオーダーであり、お客様の要望によって千差万別の仕上げをして供給しています。

なので、全く同じ形の箱用の抜型であっても、お客様の仕様によっては仕上げ方は変わってきます。

紙や段ボールの種類でも幾通りの組み合わせがあります。

カットするための刃物の種類、折り曲げるための罫線、吐き出し用のスポンジ、周りのカスを取り除くためのステ刃の入れ方・・・などなど、組み合わせていくとキリがありません。

ちなみに、プレスする機械の種類も、組み合わせに加わってきます。



言い訳にしてはいけないのですが、抜型の製造は標準化するのが本当に難しく、ほんの少しのミスがお客様のクレームにつながってしまいます。

大きなクレームとなるのは、箱にならない抜型であったり、ご指示いただいた通りの仕上がりになっていなかった場合です。

我々自身、大きな損失となることは間違いありません。

が、心苦しいのは、それ以上にお客様に御迷惑がかかること。

そして、今まで築き上げてきた信頼を失うことです。



【永遠のクレーム0】は、ミスは発生しても社内で抑え、お客様にクレームとして絶対に出さない!という気概で取り組んでいます。



各部門では、ミスの勉強会をしっかりと時間を割いて実施しております。

発生したミスを責めるのではなく、お互いに共有し、ミスを発見する感度をあげ、社内で食い止めるための勉強会です。


永遠のクレーム0を実現すべく、まずはひとつの目標としてノークレーム連続50日を掲げています。

それぞれの部門で、創意工夫を重ねてきました。

すぐに達成というわけにはいきませんでしたが、先日ついに九州工場が達成しました!

九州工場品管の森山君に達成記念の盾を贈呈

表彰の際にメッセージとして付け加えさせてもらったのは、ノークレームはお客様の立場であれば当たり前のことであり、この盾が多いからといって、なんの自慢にもならないということです。



この取組を通じて、お客様にもっと満足いただける製品を届けられる品質力を、全社員一丸となって上げていきます。

そしていつの日か、永遠のクレーム0を本当に実現させます。

2015年2月2日月曜日

FACE! FACE!! FACE!!!

1月は社内行事が多く、たくさんの社員と笑顔を分かち合った月でした。

■2015年全国営業研修会
 
 

MVPを取った河原さんと植西くん!

弊社で運用しているセールスフォース社・飯山氏より、活用セミナーをして頂きました

プレゼン大会で優勝した土田君(右から2番目)と仲間達

 

 

 

 

 

 

 

■改善活動 GS事業部・大阪工場 中間報告発表会
改善活動をスタートして1年半、みんなの成長が素晴らしく、とても感動した発表会でした!

■改善活動 東日本 中間報告発表会
こちらはスタートして半年、どんな発表をするかとドキドキしましたが、皆さん素晴らしいプレゼンをしてくれてました!


「雲龍のごとく 人財の大創」を経営理念に掲げている我が社。
この活動を通し、人財がどんどん進化していってます!

紆余曲折、色々と壁にぶつかりますが、それも成長・進化の糧となるはず。
私もみんなの成長を引っ張れる一人財として、成長していきます!

2015年1月5日月曜日

2015年に思うこと

2015年が明けました。
本年もどうぞよろしくお願いいたいます。

怒涛のごとく過ぎ去った2014年、このブログに全く手をつけずに終わってしまいました。
どうしてもFacebookやTwitterなどの手軽なSNSに流れてしまいます。
本年は、このブログに出来れば自身の思いを綴っていきたいと思います。

2015年のスタートは、毎年恒例の全体朝礼です。
ポリコム社のTV会議システムを使い、全7拠点を繋いで行いました。

弊社は、7月を会計年度のスタートとしていることもあり、毎年一月は一年のスタートであり、下半期のスタートでもあるわけです。
今朝の全社朝礼では、第37期経営計画書の重点項目、業績、取り組み事項の再確認をまずはさせていただきました。
概ね順調ではありますが、油断なく進んでいきたいです。

そして、第37期のテーマ「Version Up」について話しをしました。
自身をVersion Upさせるためには挑戦が必要です。
挑戦するには、失敗を恐れない気持ちが必要です。
失敗を恐れないようにするには勇気と、謙虚に謝る素直さが必要です。

 
昨年の一月、企業ロゴを変更しました。
ロゴデザインは無限∞をベースにしています。
人間には無限の可能性があります。
その無限の可能性を大創という場で広げてもらいたい。
それが経営理念「人間学の経営 夢企業の実現」につながればと願っています。

私自身も勇気を持って2015年挑戦していきます。