特に抜型を製作している工場は、力を入れて取り組んでいます。
寸法が1mm違えば展開図が大きく変わるパッケージ用の抜型。
全ての抜型がフルオーダーであり、お客様の要望によって千差万別の仕上げをして供給しています。
なので、全く同じ形の箱用の抜型であっても、お客様の仕様によっては仕上げ方は変わってきます。
紙や段ボールの種類でも幾通りの組み合わせがあります。
カットするための刃物の種類、折り曲げるための罫線、吐き出し用のスポンジ、周りのカスを取り除くためのステ刃の入れ方・・・などなど、組み合わせていくとキリがありません。
ちなみに、プレスする機械の種類も、組み合わせに加わってきます。
言い訳にしてはいけないのですが、抜型の製造は標準化するのが本当に難しく、ほんの少しのミスがお客様のクレームにつながってしまいます。
大きなクレームとなるのは、箱にならない抜型であったり、ご指示いただいた通りの仕上がりになっていなかった場合です。
我々自身、大きな損失となることは間違いありません。
が、心苦しいのは、それ以上にお客様に御迷惑がかかること。
そして、今まで築き上げてきた信頼を失うことです。
【永遠のクレーム0】は、ミスは発生しても社内で抑え、お客様にクレームとして絶対に出さない!という気概で取り組んでいます。
各部門では、ミスの勉強会をしっかりと時間を割いて実施しております。
発生したミスを責めるのではなく、お互いに共有し、ミスを発見する感度をあげ、社内で食い止めるための勉強会です。
永遠のクレーム0を実現すべく、まずはひとつの目標としてノークレーム連続50日を掲げています。
それぞれの部門で、創意工夫を重ねてきました。
すぐに達成というわけにはいきませんでしたが、先日ついに九州工場が達成しました!
九州工場品管の森山君に達成記念の盾を贈呈
表彰の際にメッセージとして付け加えさせてもらったのは、ノークレームはお客様の立場であれば当たり前のことであり、この盾が多いからといって、なんの自慢にもならないということです。
この取組を通じて、お客様にもっと満足いただける製品を届けられる品質力を、全社員一丸となって上げていきます。
そしていつの日か、永遠のクレーム0を本当に実現させます。
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